顎関節症・自律神経|吉見歯科医院(町田市・つくし野駅近く)

Tel.042-795-1359

Web診療予約Web診療予約

顎関節症

  • Home  >  
  • 顎関節症

Gaku

一般的な顎関節症治療では、マウスピース状の器具を使うスプリント療法を行います。しかし症状の原因であるかみ合わせを改善しなければ、それは対症療法にしかなりません。

スプリント療法は歯ぎしりや食いしばりなどの改善には有効ですが、本当に顎関節症を治すのであればそれだけでは不十分です。一時的に顎関節にかかる負担を軽減したり、咀嚼筋を緩和したりすることはできます。しかし装置を外してしばらくすると元の状態に戻ってしまうのです。つまり、スプリント療法では根本的な治療はできません。当院ではスプリント療法は用いず、かみ合わせから治す根本的な治療を行っています。

diagnosis

ラテラルセファロ

顎関節症の治療は、顎関節の動きを詳細に分析し、記録することからはじまります。当院では事前に様々な検査機器を用いて顎関節の動きを3次元的に分析します。例えば、頭蓋を含めた頚部から上の骨格をラテラルセファロで分析します。
骨格や歯並びの不調和を突き止め、矯正や義歯、インプラントなど全てを駆使して、正しいあるべき姿に誘導していきます。

headaches and stiff shoulders

自律神経の不調和

歯並びに問題がある場合や、顎関節の痛みがあると、痛みや機能障害を起こさないように意識的にだけでなく無意識的にも顎を不自然な状態で動かすようになります(アボダンス現象と言います)。

その結果、お口や顔の筋肉、関節の感覚が三叉神経を経て延髄部分に不自然な情報として送りこまれます。その不自然な情報伝達の影響が自律神経活動の不調和を引き起こします

自律神経の不調和の状態を例えるならば精神の緊張状態が続き神経がへとへとに疲れた状態です。自律神経活動の不調和によって関連する近隣組織の肩や頭の筋活動も過緊張の状態になることで肩こりや頭痛をひきおこします。

最近、原因不明の頭痛や肩こりに悩んでいる方、自律神経の不調和でお悩みの方、他院でスプリント療法を受けても顎関節症などが治らなかった方は、当院までご相談ください。その場しのぎの対症療法ではなく、総合的なアプローチから根本的に治します。

nervous system

日本自律神経学会

顎関節症と自律神経機能は大変に深く関わりあっています。1996年に町田市つくし野で開業して以来この関係の究明し臨床で適用出来るように研究を重ねて参りました。
2019年には日本自律神経学会で研究発表をさせていただきました。歯科の領域から研究発表したのは、わたし一人だけでした。それだけ一般歯科の中で自律神経学に興味を持たれている先生方が少ないのでしょう。

しかしながら咬合と自律神経とは深く関連しあっていることは、今回医科の分野からの三叉神経と自律神経系に関しての研究報告が幾つかあったことでも明白です。私はこれからも、この分野の研究に一生を捧げる決意です。

患者様の健康維持のために引き続きかみ合わせと自律神経機能変化を総合的に究明していきます。

院長紹介・コンセプト

顎関節症とはどのような症状ですか?

顎関節症は,口が開きづらいとか,顎の関節に痛みがあるとか,「コキコキ」と音がなるとかという症状が,多いですね。それらに関連して,肩こりとか頭痛などを併発している場合も多いですね。なかには,精神的に不安定になったりとか,いわゆる「不定愁訴」の症状を呈する場合もあります。

顎関節症の診断はどのようにしますか?

顎関節症は,「骨格の検査」「顎関節の精密な動きの検査」「歯のそれぞれの角度の検査」「歯の噛み合わせの検査」などを行います。

顎関節症は自律神経に影響しますか?

影響します。歯は三叉神経を介して自律神経としっかりとつながっています。歯から入力される力の情報は,自律神経の活動性やバランスに大きな影響を与えています。